Monkey Kingdom
和製レディーガガ?マドンナ? 大きな可能性を感じる脅威のアーティスト 『強烈な個性とポテンシャルが画一的なシーンを融解する』 近年、音楽シーンの中でもとりわけ活況な女性アーティストたち。世界を見渡せば、より強固な個性を持った存在が多く生まれているのに比べ、 ここ日本ではどうしても画一的に感じるのは気のせいではないだろう。しかしながら、そんな懸念を吹き飛ばす新鋭が登場。それがこの『MAA』である。海外のアーティストで例えるならば、レディ・ガガ、ケシャを彷彿とさせる。とはいえ、和製~という言葉では括れないその存在感。幼い頃より洋邦問わず、アイドル曲からポップ、そしてダンスまで分け隔てなく聴き親しんできた彼女。それだけに、その音楽的経験値は高く、デビュー作となる『Ghost Enemy』では USエレクトロ的でありながら、日本の歌謡的な感触を備えている。そして、特筆すべきは彼女自身が書き上げた歌詞。他の女性アーティストにはない危険な香り、その妖艶なヴィジュアルさながらのアバンギャルドな世界観が反映されている。果たして彼女の強烈な個性は、今後の音楽シーンでどう輝くのか楽しみだ。